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ティナちゃんとテレンス

JOJO×FF6。ティナちゃんとテレンス、時々DIO様。カップリングのつもりはありませんがそれっぽく見えたらごめんなさい。短いです

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美しい少女と思えた。アッシュブロンドの長髪を高く結い、長い睫毛で縁どられた双眸は澄んだグリーン。白魚のようと例えられる生白い肌に、細身の体躯。伏し目がちで表情を表に出さない控えめな性格が"彼女"をどこか神秘的にさせている。

"彼女"は突然このDIOの館に現れた。かと思えば、現実ではありえない魔法の力を使うと言い、実際に実行してみせる――そしてそれがスタンドのものではないと確証を得た――"彼女を"DIOはいたく気に入った。"彼女"がDIOに魅了されないのも理由かもしれない。どういうわけか"彼女"は色事に疎く、また常識が欠如していた。何もできない赤子のようなものと思えば、子供達の扱いが上手く料理上手。全く意味がわからない。

「ティナ様」
「・・・テレンス」

自分より頭一つ以上高い俺を見上げた"彼女"、否ティナ様はやはり無表情だった。不機嫌というわけではないらしく、どうやらこれがティナ様のデフォルトの顔らしい。そうとわかってはいるものの、いつも彼女の表情に一瞬言葉が詰まってしまう。俺は簡潔に用件を伝えた。

「DIO様がお呼びです」
「また?・・・今度はなにかしら」

私の料理のレパートリー、そんなに多くないのだけれど。そう言ってアンニュイにため息を吐く彼女に俺は心の中で同意した。――どうやら、俺やDIO様の住んでいた国とは全く文化の違う国に住んでいたらしいティナ様の料理に、DIO様は気に入ってしまったらしく、食事が必要無いにも関わらずティナ様を呼び出して料理させるのだ。俺が館に来たばかりの頃もイギリスとアメリカでは何か違うらしく、ティナ様と同じようなことをさせられた。困ったものだ。

「パイがどうとか言っていたので、デザートかと。詳しくはDIO様から伺ってください」
「わかったわ。ありがとう、テレンス」

こっくり頷いてティナ様は去っていった。・・・本当、DIO様のお気に入りでなければゲームでもして人形にするんだが。勿体無い。

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オインゴが嫁でシャドウが愛人です

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